項目5.フレーミング
5.フレーミング
趣味や、作品撮りのフレーミングは主題を1:2に配置するなど、作品のクオリティを重視したフレーミングをしますが、取材で撮影、媒体掲載を目的とした場合それらのフレーミングとは少し違った撮り方になります。
物撮りの場合、媒体にどのように切り取って、どのように使われるかが取材時に確定していないことの方が多く、「後々、様々なトリミングに耐えられる撮り方」をした方が良いといえます。
当然、縦位置や横位置でしか使えない撮り方をすると、レイアウト上使えない写真が多くなります。
通常の一眼レフは横3対縦2の比率のアスペクトですが、思い切って両端を頭の中で切り取って、1:1のスクエアで撮るつもりで撮影すると、後々トリミングがしやすいフレーミングで撮れていることが多いです。
また、スクエアでも同じ角度で「寄り」で撮影と「引き」で撮影したものを押さえておけば、よりデザイン・レイアウトしやすい素材が増えます。
コピースペースがある程度決まっている場合はそれに合わせたフレーミングをしなければいけません。
どちらにしろ、トリミング前提で「気持ち引き気味」で撮影した方が良い結果になることが多いです。
コピースペースとは
物撮りの場合、のちのプロセスとしてデザイナーによる媒体への落とし込みがあります。
その時に写真の使い方として背景に敷きたい時があります、その時に主となる被写体が画像の一杯いっぱいまで写っていたら文字をかぶせるスペースが取りにくくなります。
イメージショットも押さえておく
物撮りにおけるイメージショットとは、極端にアップで商品を撮ったり、例えば焼き鳥屋さんのメニュー撮影なら、焼き場で炎を上げて焼いているものとかを撮っておくことです。
これらの素材は、雑誌掲載の後、ショップカードのデザイン依頼やフライヤーの依頼が来た時に使えます。
フィルムと違い、デジカメは枚数撮っておいても経費はかかりませんのでたくさんイメージショットを撮っておくと役に立つ場合が多いです。


三脚不要?
極端に言えば、物撮り程度に三脚の必要はないと思ってよいです。
シフトレンズを使用してあおったり、同じ位置からの構図で複数のメニューを撮りたい場合を除き、手持ちでフレーミングを変えながら撮った方が後々セレクト作業時により良いショットを見つけることが多いです。
手振れ補正の正しい使い方
どうしても三脚が必要な場合、必ず手振れ補正はOFFにしてセッティングしてください。
レリーズ時のミラーショックが三脚に固定されているためレンズへ伝わり誤作動を引き起こし、ブレないはずの三脚固定がブレて写ります。
手振れ補正は手持ち撮影時専用と思ってください。
何枚撮っても撮りすぎはないが無駄なショットは避ける
初心者にありがちなことですが、同じ角度、同じフレーミングで何枚も撮影するのは単なる無駄です。
人物の場合でも、瞬きを考慮して同じフレーミングで2枚から3枚、物撮りなら保険の+1枚で2枚で十分です。
それよりも、物撮りなら以下のように条件を変えて撮影しておく方が後々役に立ちます。
水平・正面・標準
水平・正面・引き
水平・正面・寄り
30度上から・正面・標準
30度上から・正面・引き
30度上から・正面・寄り
45度上から・正面・標準
45度上から・正面・引き
45度上から・正面・寄り
75度上から・正面・標準
75度上から・正面・引き
75度上から・正面・寄り
90度上から・正面・標準
90度上から・正面・引き
90度上から・正面・寄り
必要であればこれらをさらに左側からと右側からで撮る。
(水平からと90度上からはあまり使うことがないですが)


